昨秋、政府が「ゼロ・カーボン、脱炭素社会を目指す」を宣言し、改めてCO2削減対策の重要性が認識されてきました。
空調要求度が外気の不快指数に関連することに着目した特許技術を搭載した弊社製品「節電機能付デマンド・コントローラーISS-4」は、気候の合わせてエアコン1台毎をきめ細かくコントロールすることで20~30%の大幅なデマンド抑制効果を上げています。
加えて、気候に合わせて節電コントロールすることで、無駄なエアコン運転を抑え空調消費電力の約10%の使用電力量(CO2)削減を室内環境を悪化させることなく実現しています。
この実績に注目されたゼロ・カーボン社会の実現に取り組まれている一般社団法人様より開発要請を受け、さらなる節電効果とそれを実証する「ISS-4プレミアム」を完成させました。
従来のISS-4の機能に加え、下記のような機能を追加しています。
1.エアコン1台毎の運転状況を常時監視し、エアコンの負担が大きい厳しい環境の時はエアコンを停止させず2段容量制御にとどめ、穏やかな環境の時は積極的に停止制御することで節電効果をあげる。
2.一定の無制御時間帯を設けて、その時の電力が30分間継続したときの電力量と節電コントロールした実際の電力量を30分毎に比較・集計し、削減電力量を検証する。
3.無駄なエアコン運転をなくす省エネルギー活動のために、30分毎のエアコン運転データを計測し、日報形式で長期間保存する。
4.電力逼迫時に必要なデマンド・レスポンスに応えるため、リアルタイムで空調消費電力を計測・監視し、コントロール可能な空調電力を常に掌握する。
5.デマンドや電力量データを遠隔収集する。
財団によると、節約した電気料金の何割かをシステム導入費用に充ててもら初期投資が不要なCO2削減対策なので、すでにエアコン100台近く設置されている3工場に導入され、たくさんエアコンを設置されている病院や工場からの申込みが相次いでるそうです。
引き続き、中小企業様でもCO2削減対策に取り組めるよう、エアコン10~20台規模でも短期に投資回収ができる特許技術を活かした節電コントロール・システムの開発に取り組んで行きます。